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2016.06.30 業務内容紹介
はじめましてミドルウェア
就職活動中のみなさんこんにちは。ベネフィット東京支店の冨士原です。
今日はみなさんに、お仕事で使っているミドルウェアソフトについて紹介したいとおもいます。
私が担当しているお仕事は、"システムの利用者にデータをお届けする宅配屋さん"。
宅配屋さんと言っても物理的に媒体を届けるのではなく、システムとシステムをネットワークで接続し、ファイル転送を行うためのミドルウェアソフトを使用して、データの授受を行っています。
そのソフトの名前が"HULFT"です。
なんて読むか分かりますか?ふるふと。。。ではなく"はるふと"です。
初めて聞いた!!という方が大半でしょうが、HULFTは国内外のたくさんの企業で使われているデータ連携のソフトのデファクトスタンダードです。
入社後、同業者のお友達に聞いてみましょう。どこもだいたい伝送システムは使っていますが全銀伝送やFTP伝送など他の伝送システムを使っているお友達とは次第に伝送方法をめぐって戦争になります。
それでは、HULFTについて簡単に説明します~
簡単にいうと、こんな感じになります。伝送には通常、送る人と受け取る人がて、この世界では送ることは"配信"受け取ることは"集信"といいます。
まずは配信ですが、伝送単位の名前(HULFTID)を決めます。
ちなみに私の使っているHULFT7は最大8文字のお名前がつけられますが最新のHULFT8はなんと50文字までつけられるそうです。超COOL!命名規約もっとイケてる感じにできそう!
伝送の名前が決まったら、次はどのファイルを伝送するか指定します。今回はテスト用に作成したMY.DATA.TESTというファイルを指定します。
そして、正しくデータを受け取ってもらうために、ファイルをどう送りたいかを設定していきます。
例えば、ファイル内に改行があるか、ないか。コード変換はどこでかけるのか。配信側でかけるのか、それともかけないのか。
ここがとても難しいところで、いつも頭を捻らせています。"送った先でデータをどう使ってほしいか"それを考えて、転送する文字のタイプやコード変換を選択します。
あとは、送る人と送られる人の情報を先ほど作成した伝送と紐付けます。紐付けについて図説します。
HULFTの設定には、配信を管理している情報群・転送先を管理している情報群・受ける人の情報群があり、それぞれIDによって紐付けられています。
なんだかパズルみたいじゃないですか?
こんなかんじで必要な情報をあてはめてあとは"配信要求"をかければ伝送ができます。配信要求は、コンピュータとお話しする"コマンド"というものをつかいます。
ここで使われるコマンドは"utlsend"(ユーティルセンド)といいます。ここで必須になるのは最初に設定したHULFTID。utlsendにファイル名を指定しますという意味の"-f"をつけて、そのあとにHULFTIDを指定します。
utlsendは基本的に投げっぱなしです。指定したHULFTIDを起動させることを目的にしています。だけどそれでは伝送が行ったままで迷子になっている可能性があるから、私たちは基本的にうまくできたよ・ダメだったよが知りたいので、"-sync"もくっつけます。
そして完成したコマンドがこちら
utlsend -f OKURUYO1 -sync
これを実行して、さあどうかな。。。送れるかな。。。
どうでしょうか?少し興味がわきましたか?SEやPGというと=プログラミング!と思う方もいるかもしれませんが、このようにプログラミング以外の構築をしている人もたくさんいるんですよ~。
いろんなことに興味を持ってみてくださいね。